The History Hour

華流ドラマ・海外ドラマの感想や幻想水滸伝のプレイ日記が中心。推しを愛でるのが目的なのでネタバレ満載です☆

【海外ドラマ】獣医ヤコブスの事件簿 シーズン1:動物かわゆいクライムドラマ

1話完結のミステリードラマ。ドイツ制作。全6話。

 

動物かわゆい。おもしろい~♪

ミステリーの良し悪しは正直私にはよくわからないけれど、このドラマは登場人物が魅力的でとてもおもしろい。特にレギュラーメンバーが個性的で凄くいい感じ。彼らのやり取りが楽しくてずっと見ていたくなる。

そのうえ主人公のヤコブスが獣医だから、可愛い動物がたくさん出てきてめっちゃ癒される。ヤコブスの愛犬ホリーがおっきなグレーのわんちゃんで、あれ、なんて種類の犬なんだろう? とにかくカッコよくてめちゃくちゃ可愛い。他にもインコやロバや馬や牛やアライグマなどいろいろ登場するから、動物好きにはたまらない。

 

物語は、主人公のヤコブスがのどかな田舎町に引っ越してきたところからスタート。地元の動物病院で働き始めるけれども、実は元キャリア組の警察官。しかも何やら訳ありで、この町には身を隠すために来たことが、ストーリーが進むにつれて明らかになる。

そして準主役とも言うべきメインキャラの一人が、女性警察官のローナ。ちょっと驚いたのだが、この町の警察署に警察官はローナ一人しか駐在していないらしい。何か事件が起こった時には、応援の警官がやって来るし、検察医も来てくれるけれども、おそらくこの町で唯一の警察署には基本的にローナ一人しかいない。え?じゃあ、ローナっていつ休暇とってるの?とかいろいろ疑問はわくのだが、たぶんその時は隣町とかから応援が来るんだろう。そういう細かい設定はドラマ内で描かれていないので、いつ見ても警察署にローナしかいないから、一人で危険じゃないか?大丈夫か?と、ちょっと心配になってしまった。警察といえばチームで捜査、バディで行動が基本だと思っていたから驚いた。

そんな田舎町で重大事件が毎度のように起こるので、当然のことながら人員不足から必然的に元警官のヤコブスが協力することになる。最初は獣医としての知識を買われて事件現場の簡単な検死を任されていたが、途中から当たり前のように捜査に協力し、危険な現場に赴き、銃撃戦に巻き込まれ・・・となっていき、いいのか、元警官といえども今は一般人にそんなことをさせてと思ってしまった。きっと田舎町だから、誰も何も言わないんだろう。

ローナもストーリーが進むにつれて、父親が元スパイだったことがわかったりと、こっちもかなりややこしい家庭事情を抱えていたりする。

 

そしても一人のメインキャラが、動物病院でヤコブスの助手を務めるユーレ。私がこのドラマで一番好きな登場人物。スタイルがよくて可愛くてカッコイイ赤毛の美人さん。赤毛のアンが成長したらこんな感じかな~なんて思っちゃうようなすっごく綺麗な赤毛をした美人さん。もう大のお気に入り♪ ルックスだけじゃなくて、ユーモアがあって明るくて、そして何より動物を愛して愛してやまないところがめちゃくちゃ可愛い!

ユーレは初めからヤコブスに気がある感じなんだけど、はっきり態度に表さないし本人に気持ちを伝えたりもしない。自分自身もどこまで本気かちょっとはかりかねている様子。でもストーリーが進むにつれてヤコブスへの想いが降り積もっていく。

そんなときヤコブスの元カノが町にやって来て、すっかり二人が元鞘に戻ったものだからやきもきした。元カノは悪い人ではないのだが、割と自分本位というか自分が一番可愛いタイプ。ヤコブスはそんな彼女に振り回される日々が刺激があって楽しかったらしい。正直言って趣味悪い。で、その元カノがあまりにも運が悪すぎることに、この町に滞在中に犯罪に巻き込まれてしまう。犯人に捕まって殺されそうになった時は、さすがにユーレの恋敵といえどもそこまで悪いことはしていないんだから助けてあげて~!って心の中で叫びながら見ていた。なんとかヤコブスとローナに助けられた元カノさん。でもそのときに自分本位なところをいかんなく発揮して、ヤコブスもさすがに目が覚めたらしい。未練をきっぱり断ち切って今度こそ元カノとお別れした。結果的にはよかったよ。

私としてはヤコブスはユーレとくっついて欲しいんだけれど、最後の最後でローナといい感じになりかけてた。まあ、そうなるよな。最初からこの二人がくっつきそうな感じはしてたもんな。でもローナのほうにまったくその気がないように見えていたから油断した。ローナとユーレが親友で、二人とも素敵な女性だから、この二人を挟んでの三角関係になるのはやめて欲しい。といってもすでに三角関係か~。ヤコブスがローナとくっついたら、最初からヤコブスが好きだったユーレが可哀そうだから、ヤコブスはユーレとくっつけと願っている。

 

最後にレギュラーメンバーの地元住民を紹介しておきたい。

まずはお調子者のオスカー。彼はとにかく見た目も性格も濃ゆい。なにもかもすべてが濃ゆい。最初に登場した時は通りすがりの旅人だったはずだけど、いつのまにかこの町に居ついていて、毎回のように登場しては無駄に事件に巻き込まれる。どうやら定職に就いていないらしく、毎回出てくる度に違う仕事をしており、運が悪すぎることにその仕事先で巻き込まれる。お調子者で馬鹿ばっかりやっていてどこから見てもダメダメなのに、なぜか憎めないおもしろキャラ。毎回のようにそれなりに危険な目に遭うけれども、毎回あれやこれやで切り抜ける。きっともうこいつはこの先どれだけ危険な目にあったとしても、最後まで生き延びるんだろうなという妙な安心感がある。

次に紹介するのは、この町唯一のホテルの女性オーナー。彼女はとにかく陽気でおしゃべり。この人もちょくちょく出てきて、ちょくちょく危険な犯人と顔を合わせてる。とくに事件解決に貢献するわけではないんだけれども、みんなの情報源になってたりと、この町の住民代表みたいな人。

最後は、葬儀屋の男女ペアのふたり。いつも喪服で無表情なところがどことなくユーモアがあっておもしろい。毎回事件が起こる度に必ずこの二人が現れるので、こいつらが出てきたら「あ、またか」ってなって笑える。別に重要人物でもなんでもないのに、必ず登場する名物キャラみたいになってる。

 

シーズン1ではヤコブスの秘密が解明されなかったので、シーズン2以降に期待。あとヤコブスはローナとユーレとどっちとくっつくのか、それともどっちともくっつかないのかも気になる。本国では現在も続いている人気のドラマらしいので、今後の放送を楽しみに待ってる。