The History Hour

華流ドラマ・海外ドラマの感想や幻想水滸伝のプレイ日記が中心。推しを愛でるのが目的なのでネタバレ満載です☆

【華流ドラマ】蓮花楼 #23,#24:珍しく犯人サイドに同情する

#23 奇怪な刀傷
#24 連帯する殺意

前回はミステリーパートが苦手と書いたけれど、今回は事件を解明していく過程も含めておもしろかった。相変わらず謎解き部分というかトリックはいまいちよくわからなかったけれど、事件全体の流れがよかったな。なにより動機に共感できた。なにせこれまでの事件はどれもこれも胸くその悪い殺人動機ばかりだったからな。それらに比べると、今回は圧倒的に犯人側に同情できる内容だった。そりゃあんな奴、誰だって復讐してやりたくなるよな。無理やり女性をかどわかしてきて、外部と接触できない敷地の中に閉じ込めて、好き放題にやってたんだからな。女宅の女性達には同情しかわかないよ。

しかし最後の昭レイ公主の鶴の一声ですべてが無罪になるのはどうなんだ。方多病が言っていたように、きちんと法の裁きを受けてから、自由の身になったほうがよかったんじゃないのか。どっちにしろ情状酌量の余地はあり余るほどにあったんだからさ。これじゃあせっかく方多病が慕容腰の自白を覆したのに、こんなやり方で無罪になったらあのやり取りがすべて無意味になるじゃん。う~ん、このへんは見る人によって意見が変わるのかな。私は昭レイ公主のやり方は、権力を笠に着ているように思えていい気はしなかったけれども。

 

それにしても阿飛がおもしろかったな~。なんか阿飛が李蓮花と方多病にとって都合のいい男に成り下がっていないか(笑)。なんか二人にいいように使われているようにしか見えなかったんだけれども。慕容腰が飛び降り自殺未遂したときに「死ぬ気なら私の上を飛ぶな」と言って連れ戻してきたのは笑った。なんだかいろいろ阿飛がおもしろすぎる。本人が大真面目だから余計におもしろすぎる。やばい。すっかり阿飛のファンになっちゃってるよ。方多病も好きなんだけど、阿飛は見ていてホントおもしろい(笑)。

 

玉楼春を殺したのは、慕容腰と女宅の女性達の共謀だったけれども、李蓮花達が探していた氷片を狙っていたのは李一輔だった。書画の人だな。一字詩という異名もあるらしい。洞窟から出てきたこいつを見たとき、書画の人かお酒の人かどちらかわからなかったのは内緒。だってこの二人なんか見た目が似てないか? そう思うのは私だけなんだろうか? 衣装の色も似てるから、名前が出てくるまで本気で見分けがつかなかった。

李一輔は、角麗譙一派の人間なのかな。金鴛盟の味方を呼んだと言ってた割りには、笛飛声の顔は知らなかったもんな。金鴛盟の人間ではなく、角麗譙の外部の協力者ということか? それにしたって笛飛声の顔くらい認識していろと思うけれど。あ、もしかしてあれか。笛飛声が仮面をつけていたからわからなかったというやつか。あの仮面じゃ笛飛声だとバレバレだと思うけど、そこはお約束ということで。

 

さて事件を解決し、李一輔も捕まえたけれども、結局ここに何をしに来たんだっけ? 十年前に四顧門と金鴛盟を罠にかけて潰し合いをさせ、今なお現在進行形で悪巧みしている黒幕を突き止めるために来たんだったよな。氷片をひとつ手に入れたので、今後は残り二つの氷片を持っている南胤人を探し出すミッションになるのかな。でもあと二人の手がかりは今のところナッシングだよね? 次回はそのあたりから何か動き出すのだろうか。

珍しくキリのよいところで終わったので、次回がどういう展開になるのか読めないけれども、とりあえず楽しい阿飛が出てきてくれれば私はOKだ。だけどそろそろ阿飛の記憶が戻っちゃいそうで寂しい。笛飛声のときよりも阿飛のほうがおもしろくて好きなんだけどな。