第8話「侵入者」
おいおい、まじかよ。こいつら、闇が深すぎるだろ。
南家も北家も内なる闇を秘めてる様子だけどどうなってるんだ。
この国の中枢マジでヤバいぞ。どろどろ具合が半端なさそうだ。
敦房が若宮のところへ行ったのは単独行動だったのか。てっきり長束や路近も承知の上かと思っていたけど、個人の判断だったんだね。そうなると、こいつがこの先どう動くのか予測がつかないな。
白珠はあせびに早桃の死の疑いをかけるのか～。なんか白珠の態度があからさまになってきた。前々回くらいまではほとんど喋ることもなくて鳴りを潜めていたのに、いきなり存在感が物凄いな。
真赭の薄は相変わらずいい奴だな。あせびをかばってくれるんだ。「人の不幸にかこつけて」って良いセリフだな。同病相憐れむでもなんでもいいから、真赭の薄にはこのままあせびの味方でいて欲しい。これだけ裏のある人物ばかりが集まっているのだから、一人くらいは真っ当な奴がいてくれないと困る。
前回初登場の一巳は、もともとは北家の間者ってことでいいんだよね？ それにしてはスパイらしからぬ露骨な態度を雪哉に見せていたけれど。この人、白珠とはいったいどんな関係なのかと思ったが、どうやら恋仲だったっぽいね～。そのあたりについては次回詳しくわかりそうだ。
ところで南家当主は若宮のことをあなどりすぎじゃね？ 若宮があんなに切れ者感を出しまくっているのに、馴染みの遊女のところにでも入り浸っているんだろうとか、こいつ馬鹿かと思ってしまった。こんな奴に殴られるなんて敦房が可哀そうすぎる。そいつより敦房が当主になったほうがよっぽど南家は栄えるぞ。敦房、下克上しちゃえ！
若宮が身分を隠して会いに行っていた相手って、南家当主の実の娘の撫子でいいんだよね？ 撫子、美人じゃん。どこにアバタがあるのかと思って、思わずテレビ画面を食い入るようにマジマジと見てしまったよ。いくら近づいて見てもわからないはずだ。アバタがあるというのが嘘だったのか。登殿を辞退した本当の理由ってなんなんだろ？ この家もなんか深い闇を抱えてそうだよな。
桜花宮の侵入者を滝本がバッサリ切っちゃったよ。捕らえるだけかと思ったら、容赦なくバッサリ首を落としちゃったね。ビックリした。滝本、カッコイイなあ。武芸ができるのもカッコイイけど、それ以上に声が凛々しくてカッコよかった。しかし侵入者を盗賊と決めつけていたけど、こういう場合は捕まえて正体を吐かせるのが常套なんじゃないのか？ そう考えると生け捕りにせず殺しちゃった滝本も怪しく見えてくる。まあこれはさすがに考えすぎだと思うけど。
それにしても早桃が窃盗団の一味とか、さすがにそれはないだろう。早桃はあせびの母親の件で殺されたのだと勝手に信じてるよ、私は。
ラストに白珠がおかしくなっちゃった。この子、ヤバいな。大丈夫か？ 表情がヤバいのもそうだけど、それ以上に声が異常で恐かった。白珠の声ってちょっと顔と合わないなと思っていたんだけれど、ラストの正気を失った感じにはピッタリだった。すごいな、そこまで考えてこの声優さんだったのかな。演技力がパねえ。
首を斬られた侵入者の烏はまさか一巳じゃないよね？ まさか出てきてソッコー死なないよね？ 侵入者の烏の正体がわからないままだったから、白珠の様子から一巳かと思っちゃった。でもそれはさすがにないよねえ？
浜木綿は何を知っているんだろう？ それとも何も知らないけれど、白珠の心が壊れそうなのに気づいているだけなのかな？ 浜木綿は本当にカッコいいなあ。前回あんなに露骨に白珠がマウントを取りにきたのに、白珠のことを本気で心配しているもんな。浜木綿の真意はまだ見えないけれど、この人が一番よく物事が見えていそうだ。真赭の薄も好きだけど、浜木綿のほうが人間力が上だと感じるな。
う～ん。どうにもこうにも東西南北のこの四家、長年降り積もった闇が幾重にも折り重なって、にっちもさっちもいかなくなっている気がする。こいつらもうこうなったら一回解体するしかないんじゃないか？ こいつらの抱える闇の皺寄せが姫様達にいってるじゃないか。なんか登殿している姫様達が気の毒になってきたよ。
ラストの止め絵、毎回とっても可愛くていいね。止め絵を見るとどのキャラも愛おしく見えてくる。止め絵を見るのが楽しみだ♪
