◆第一部 #5 出仕を巡る決意◆(2周目レポ)
司馬懿は、父親の救助に成功したものの、そのことで曹操・曹丕父子から目を付けられる。
曹操からの出仕の誘いを断るため、司馬懿はわざと自分の両足を馬車でひかせて骨折する・・・という流れの第5話。
曹丕の生まれながらに身分が高くて権力者だからなのか、無自覚に傲慢なところがいいよね。傲慢だけど、高慢ではくて、この辺のアンバランスにバランスがとれてる感じが魅力的。これまでにも育ちの良さや教養の高さがうかがい知れるシーンがあって、魅力的な人物に描かれていると思う。
初めてふたりが仲良く語らってるシーンを見た。
この感じだと、曹操は曹丕の才能は高く評価してるっぽい。自分に一番似てるのもこの息子だと自覚してそう。
ただ父親としては弟の曹植のほうが可愛いんだろうなあ。うん。それもわかる。できる息子より、できない甘ったれな息子のほうが可愛いって思う気持ちもわかる。
曹操と曹丕は、司馬懿を登用することで、司馬一族を取り込み、さらには漢王朝の朝臣との結びつきを絶たせる算段のようだ。
曹操が「荀彧を登用することで、荀彧の一族全員ついてきて、朝臣も抑えることができた」と語ってて、荀彧を重用しているのは政治的配慮のようだけど、このふたりの間には、それだけではないものもあるはずだと私は勝手に信じてる。
足の怪我が嘘ではないことを証明するため、曹操の元へ赴く。
ここで曹真が初登場。
もしかしたらすでに登場していたのかもしれないけれど、きちんと名前を認識しての登場はこれが初めてのはず。
イケオジです。カッコイイ。
曹一族は面長で顔の造作もけっこう似通ったイケメン俳優さんで固めてますね。
このシーンの前に足の怪我を知って怒った曹丕が司馬家に怒鳴り込みに行ってたけど、それにも関わらずここでは曹丕が司馬懿を心配していて、曹丕の悪人になりきれない一面もうかがえる。
官渡の戦いを前に、曹操は荀彧と郭嘉を呼び出し、跡継ぎは曹丕と曹植のどちらが適任かと問う。
荀彧と郭嘉が竹簡にどちらの名前を書いたのかが気になる!
順当にいけば、荀彧が曹丕で、郭嘉が曹植と書いていそうだけど、これが逆だったりしたら、それはそれでおもしろい。
これ、どっちがどっちの名前を書いたのか明らかにされる日がくるのかな?
どこかの碑文?の前でいきなり禅問答のようなやり取りが始まったところで終わりました。
中国ドラマを見ているといつも思うのですが、めっちゃ話の途中でぶち切れて終わることが多いよね?
これって本国でも同じなんでしょうか? それとも日本で放映する時だけ?
中国では全話撮影し終わってから放送するみたいだし、放送も毎日あるみたいだし、日本とはこの辺の感覚が違うのかな~。
いつも急に終わるからびっくりしてしまう。