◆第一部 #2 偽りの密書◆(2周目レポ)
曹操が献帝の居所に乗り込んで、献帝の妃や曹操に歯向かう朝臣を惨殺していきます。
のっけから血生臭すぎる展開。
曹操が容赦なさすぎて恐ろしい。
荀彧と郭嘉の対比がおもしろい。
ふたりとも才人なんだけど、性格が違いすぎる。荀彧は非情になれず、郭嘉はどこまでも冷徹。
曹操が郭嘉を重用するのはわかるけど、曹操からすれば甘すぎる荀彧に信頼を置いているあたり、このドラマにおける曹操と荀彧の関係性が気になる。
献帝は、バカ殿になっちゃってるなあ。『Secret of Three Kingdoms』ではあんなにカッコよかったのにね。まあ、あっちは影武者だったんだけど。
揚修が危険を顧みずに父親をかばったところで、「お、意外と度胸があっていいやつじゃん」って見直したけど、そのあとの展開で一気に株が駄々下がり。
そんでもって司馬懿のお父ちゃんは、いちいちオロオロしすぎ。
第1話の時から思っていたけど、何かある度に顔や態度に出るから「疑ってください」と言っているのも同然。こういう嘘をつけないタイプの人を謀略に誘ってはいけません。
司馬懿が父親をかばう場面、曹操の言う通り弁が立つね。カッコイイ。こういう言葉の駆け引きのシーン好き。
揚修が父親を助けるため、司馬懿の父親に罠をしかけ罪をなすりつけることに成功。
揚修の悪辣さが際立つシーン。
やってることは悪辣なんだけど、最悪の事態を想定して事前に手を打っていたのはなかなかの手腕。
しかし、やり口が汚い。
そんな揚修に不信感を抱く長男・曹丕と、揚修の才知に信頼を寄せる三男・曹植。
この兄弟もな~、あとあと面倒なことになっていた記憶がうっすらとあるのですが、まあ今後の展開を楽しみにしておきましょう。
曹操はあきらかに曹植を可愛がっているのが傍目にもバレバレで、曹丕がとにかく不憫で仕方がない。
ちょっとwikiで適当に調べただけだけど、この頃の曹丕が14~15歳くらいのようで、青春真っ盛りの頃か~。そう思うと本当に不憫だ。
それにしても曹丕はいちいち立ち居振る舞いがカッコよくて好き。
次男・曹彰の武人然とした佇まいもけっこう好き。
曹植は、今のところ甘ったれのお坊ちゃんにしか見えないので保留。
司馬懿は父と兄を助けるため、校事府の汲布に会いに行く。
イケメン汲布が再登場。
なにやら汲布と司馬懿の奥さん(張春華)の間で、昔ラブロマンスがあったっぽい。
ラブまでいかなくても、ロマンスくらいはあったんじゃないかな。
このふたりの関係については、今後に種明かしあったっけ? よく覚えてない。
汲布があとあといい働きをしていたような記憶はある。
張春華の計らいで、校事府という警察のようなところに勤めている汲布に会えることになった司馬懿。
だけど汲布は張春華が来なかったことで態度を硬化させる。張春華の夫という立場の司馬懿に引っかかってるような感じもする。少なくとも汲布は張春華に好意を寄せているんだろうなあ。
せっかく汲布に会いにきたのに、すげなく追い返されそうになったところで次回に続く。
司馬懿は頭脳勝負なので腕っぷしは弱いっぽいけど、代わりに奥さんの張春華が強いって設定好き。
阿照もそこそこ腕が立つみたいだし、強い女性っていいよね。