◆第一部 #3 連判状の行方◆(2周目レポ)
汲布から密書が見つかったことを聞き、楊修に陥れられたことに気づく司馬懿。
司馬防を助けるため、阿照は曹丕に会いに行く。
なんですか、このふたり! 阿照と曹丕が可愛すぎるんですけど!!
司馬懿が来たなら追い返せとすげなく言っていたくせに、阿照が会いに来たと知った途端に、じゃあ会おうってなってるあたり、阿照にラブラブすぎませんか曹丕殿。
阿照も曹丕から助力をもらえて、ぴょんぴょん飛び上がって喜んでるのホント可愛い。
しばらくはこのふたりのラブコメで胸キュンさせてもらえそうです。
阿照が曹丕に教えてもらった文字を司馬懿の手に書こうとして、口で言えって言われてるところおもしろいね。
司馬懿、荀彧に助力を請いに行き、父・司馬防との面会に成功。
司馬懿と荀彧、司馬懿と司馬防の会話のところ、どちらもよかったです。
特に司馬防との会話は、言葉の裏の駆け引きが見どころ満載でした。
お父ちゃん、1~2話ではちょっと間抜けっぽかったですが、今回は司馬家の者らしく切れ者っぽくてカッコよかった。
司馬懿、楊彪・揚修父子に会いに行き、曹操暗殺の連判状を揚修に燃やさせることに成功。
揚修、荀彧に連判状の存在を匂わせて脅す。
このあたりは荀彧・司馬懿・揚修の三種三様の駆け引きがおもしろい。
荀彧と司馬懿が直截的な物言いをせず、でもお互いに手を組んだほうが得だぞ~と思わせる会話をしているのに対して、揚修はわかりやすく相手を脅してくるあたり、格の違いが滲み出てます。
荀彧に対して「こっちの味方をしないなら、連判状におまえの名前を書くぞ」って脅したところで、揚修は荀彧から底が浅いと思われて見限られただろうな~。
そしてその揚修よりも底が浅い楊彪。楊彪は底が浅いというより、普通に良い人なんだろうけど。
荀彧が脅してきた揚修に対して「私と曹操様の絆は余人には計り知れないほど深い」と語るところ良かったです。できればその深い絆を今後の展開で見せてくれると嬉しい。
司馬懿が荀彧に斬られてお亡くなりに!?
それを陰から見ている揚修・・・を陰から見ている汲布。
このシーンは、司馬懿と荀彧のはかりごとだよね?
汲布が陰から見ていたもんね?
しかし揚修に荀彧が司馬懿を殺したと思わせることで、どういう効果を狙っているのかがわからない。
そして司馬家の皆さんが、姿を消した司馬懿の安否を気にしているのが本気かお芝居なのかもわからない。
敵を欺くにはまず味方から・・・ということで、家族には何も話していない感じだけど。
司馬懿殺害現場で独りになったあと、いきなり物凄い勢いで慟哭し始める揚修。
こういうシーンを挟まれると、揚修もただの悪役ってわけじゃないのかなって思わされる。ホント人間ドラマが深いな、この脚本。このシーンの揚修をどう解釈すればいいのか凄く悩むよ。
そして最後の頼みの綱とばかりに、司馬懿がいなくなったと曹丕に泣きつきに行く阿照が可愛い。
阿照が来る前に、めっちゃテキトーな感じで琴をつまびいていた曹丕もなんか可愛い。
あのやる気のない琴の弾き方よ・・・。
さて、次回はどうなる?
司馬懿はどこで姿を現すのかな~?