◆第一部 #4 処刑執行の罠◆(2周目レポ)
今回は、荀彧と曹操、荀彧と揚修、曹操と郭嘉、曹操と司馬防といった、それぞれの対話がおもしろい回だった。お互いの関係性とかが見えてよかったな~。
特にこれらの対話によって、曹操の人となりが垣間見える。
曹操は荀彧のことは信頼してるけど、信用はしてないって感じかな。その才能と人格には敬意を払いつつ、あくまでも荀彧は朝臣だと思っていそう。
でも頼りになるから荀彧の信頼は勝ち得ておこうという、曹操が誰よりも荀彧を欲しているのもいい。
それにしてもこのドラマは、曹操が一枚も二枚も上手というか、大物感が出てますね。
張春華が叔達(司馬懿の弟)と一緒に、子供たちを田舎へ預けに行くシーンからスタート。
ここの会話を聞いていると、彼女は司馬懿から計画を聞いていたのかな?と思ったのですが、やっぱり何も知らされていなかったことがあとから判明。
叔達は字ですが、司馬孚と書くより叔達のほうがなんかしっくりくるので今後も叔達でいきます。
中国人は呼び方がいろいろあるので悩む。司馬懿もそのうち仲達と書くかもしれない。
叔達は、このドラマの中の私のお気に入り人物のうちの一人。
おおからで人柄が良くてちょっと間抜けなところが可愛い。
荀彧、揚修に司馬防の筆跡を真似て供述書への偽署名を依頼する。
揚修、お手本なしでその場でささっと他人の筆跡を真似られるのマジ凄い。
司馬防の処刑当日、張春華と阿照が司馬防を力づくで助けようとするが失敗。
曹丕は阿照がいたのでわざと逃がそうとするかな?と思ったけど、さすがにそこまで甘くはなかったですね。
司馬懿と叔達、父を助けるため処刑場に登場。
叔達、ホントいいやつだな~。
司馬懿登場で、ニヤリと笑う曹丕。司馬懿、曹丕に目をつけられてます。
ここで司馬懿が荀彧と結託して、揚修を嵌めたことが露呈。
荀彧は揚修の信用を得るために、司馬懿を殺害したように見せかけたのか。
命がけの策略だな。わざと斬られた司馬懿を助けたのは、もちろん汲布だった。
昔、同じ宿に泊まったと聞いてオロオロしてる司馬懿サイコー。
揚修、司馬懿との舌戦で、おもわず口を滑らせてしまい、司馬防に冤罪を着せたことがバレる。
揚修が「金の器」と言ったところで、その場にいた官吏達が「なんでコイツそんなこと知ってるんだ」ってなるところの緊張感がいい。
司馬懿が「やった!口滑らせた!」ってなってる時の表情の作り方うまいなあ。
牢屋にて荀彧と揚修、曹操と司馬防が会話。
荀彧が揚修に「人を欺くのは簡単だが、守ることは難しい」という内容のことを言っていて、なるほど~って思わされた。
揚修は、この国の安寧のためならこの身は惜しくない的なことを言っていたが、それが本心かどうかは今後の展開でわかるのかな?
曹操がこれまでとは一転して、司馬防に謝罪してめっちゃいい人を演じてるのが凄いな。曹操は一貫して自分は悪くないって立場を周囲に見せてるよね。献帝の妃や朝臣を惨殺した時でさえ、裏切ったのはそっちだって態度を貫いてたしな。この人、ホント恐い。
その後の曹操と荀彧の会話を聞いていると、なんというか、曹操は荀彧を大事な手駒として扱ってるだけなのかなという感じがする。このふたりの関係性は今後も注目ですね。
曹丕、司馬家を訪問。
ついに曹丕が司馬家にやってきたよ。
阿照を見る曹丕の目が優しいこと優しいこと。このふたりを見てるとホント癒される。
さて、いったい何を話すのか?といったところで次回へ続く。