◆第一部 #7 狼顧の相◆(2周目レポ)
郭嘉はやはりお亡くなりになってしまった・・・寂しい。
孔明ってこの頃はまだ「臥龍」と呼ばれてる時かな? そんな頃から有名人なのね。知識人のネットワーク凄い。
有名な官渡の戦いはあっさりスルーして、曹操達は都に帰還。まあ、このドラマの主人公は司馬懿だからね。官渡の戦いは関係ないよね。最近は日本の大河ドラマでも主役に関係のないエピソードは有名だろうとスルーするもんね。
帰還した曹丕の姿を見に行ったら、美しい虜囚の甄宓を目にして、しゅんとする阿照。
いちいち可愛いな、阿照。
曹丕は群衆の中に阿照の姿を見つけて、郭嘉の遺言を阿照に伝える。
阿照を通じて郭嘉の遺言を聞いた司馬懿は、司馬府にやって来た曹丕を覚悟を決めて出迎える。
阿照が曹丕の伝言を司馬懿に伝えてから、曹丕が司馬府へ来るまでが早すぎる。阿照が寄り道してたのか。曹丕が来るのが早すぎたのか。これ、伝言した意味ないよね?(笑)
今まで車いす生活だった司馬懿が突然立ち上がったことに驚く侯吉や叔達の反応がおもしろい。
司馬懿の狼顧の相のシーンの演出が凝っていて見ごたえがあったなあ。
前半でも印象に残る名シーンになってるよね。
これが第7話のタイトルにもなっている「狼顧の相」ってやつですか~。
そう言われればこの俳優さん、なんかお顔立ちが狼っぽい気がしてきた。
この顔を見た曹操は、そのとき何を思ったのか。こいつ野放しにするとやべえな、とか思ったのかな。
だけど、もちろんそんなことはおくびにも出さず、曹操は司馬懿に馬屋番の任を申しつける。
なにやってるんだよ、こいつ。馬鹿か。と思ったら、実はそうでもなかった。
揚修がお菓子を勝手に持って行ったのは、箱に書かれた菓子の名前?が「一人一口ずつ食べてOK」って読める内容だからいいんだよ~ってことらしい。これ、私にはただの屁理屈にしか聞こえなかったんですけど・・・。
しかし曹操は揚修の解釈に感銘を受けたようで、その後の揚修と曹植の会話を引き続き盗み聞き。
そこで揚修が曹植を焚きつけること、焚きつけること。
「主君たるものもっと気概を持つべし」とか「兄を打倒して家督を継ぎましょう!」「私はどこまでも貴方についていきます!」みたいなことを熱弁して、曹操を感心させます。
特に「長子相続にこだわっているのは朝廷を敬う老臣ばかり。曹操様はそんな古い慣習を打ち破るべく戦っているのです!」というのは、曹操の意を得た発言だったようだ。
うん。確かに揚修の学識の深さとか、熱意や野心は伝わってきたけど、とにかく揚修が暑苦しいんだよ・・・。
曹操は揚修のこの一言で「曹植はおまえに託す!」と言ってふたりを激励する。
その後、馬屋で揚修と司馬懿が会話。
司馬懿は自分を殺しかけた相手によく穏やかに話せるよな~。
揚修も司馬懿のことを嫌いなのかと思っていたけど、ちゃんと彼の才能は評価してるっぽい。
終わったことは既に水に流したのか、ふたりとも普通に会話している。大人だな~。
それとも乱世だから、あのくらいの裏切りはあたりまえとふたりとも割り切ってるのか。
このふたりの関係もよくわからないな~。今後どう変化していくのか注目。
曹丕はてっきり自分が崔琰の娘を娶るのだと思っていたら、相手は曹植だと言われてかなり動揺している。
そりゃそうだよな。プライド傷つくよね。兄の自分を差し置いて、弟の縁談を先に決めるんだもんね。しかも相手は名家のお嬢様。周囲の目には、曹操が曹植を跡継ぎに推しているように見えるもんね。この時代は政略結婚だもんな。阿照のことはまた別問題だよね。
おっ、曹植いいやつじゃん。あんなに揚修に焚きつけられたのに、兄を差しおいて自分でいいのかなってなってる。
まだこの時点では、兄を蹴落としてでも自分が家督を継ぐぞ!とまでは考えていないらしい。
しかし曹操にはそれが不満で。
その後の曹操と卞夫人の会話から、この縁談は曹丕と曹植を本気で争わせるために仕組んだことらしい。
曹丕には甄宓(曹植の想い人)を娶らせ、互いに憎み合うように仕向けるのだとか。
こえ~。権力者の親ってこえ~。
天下を収めるには、このくらいのことはしなければいけないんですね・・・。
というところで、次回へ続く~。
後継者争いがどんどん表面化してきたよ。
ところでこのドラマ、衣装がほんとに美しい。
みんないろんな衣装を着るので、それだけで見る価値があるなあ。