The History Hour

華流ドラマ・海外ドラマの感想や幻想水滸伝のプレイ日記が中心。推しを愛でるのが目的なのでネタバレ満載です☆

【2024夏】海のはじまり #6:偶然というより運命だ

2024年8月5日(月) フジテレビ

※辛口感想のつもりはないけど、人によっては辛口に思えるかもしれないのでご注意ください。純粋にドラマに感動した人は回れ右。

 

いやそんな、いくらなんでも偶然がすぎる。

今回は話が全然前に進まないな~と思いながら見ていたら、最後の最後でやられたよ。まさかそうくるとは。他人に影響を受けない水季が唯一影響された相手。海ちゃんを産む決心をするきっかけとなったメッセージ。それが弥生の言葉だなんて。そんな偶然ってある? いや、ないよ。普通なら絶対にあり得ない。

そっか~。海ちゃんは弥生がつないだ命だったのか~。これはもう運命だよな。海ちゃんは弥生が育てるしかないよな。だって弥生にとって海ちゃんは自分の子どもの生まれ変わりみたいなものじゃないか。もう夏くんはどっちでもいいから、海ちゃんは弥生が育てよう。うん、そうしよう。

 

なんで夏くんに子どもがいるとわかった時から、弥生が当たり前のようにその子の母親になる決心をしていたのか、今回でやっとわかったよ。運命に導かれていたからか~。この脚本は初めからここに着地させるつもりだったんだな。だからずっと弥生の言動が妙に不自然だったんだな。弥生と水季の運命の糸が交わるシーンはとても素敵だったけど、ちょっとここに結びつけようとしすぎて展開がこじつけっぽくなってしまった感は否めない。なんというかこのドラマは全体的に予定調和にできすぎているように感じる。先の展開を見越して書かれているせいか、ちょくちょく登場人物の言動やストーリー展開に違和感を覚えるんだよな。

 

海ちゃんと夏くんの三つ編みのやり取りは微笑ましかった。

海ちゃん「編み込みがいい!」 夏くん「なに?(戸惑い)」

ここのやり取りおもしろかったよ。今回一番ほっこりしたシーンかも。

 

しかし休日に図書館に呼び出された津野くん憐れ。いや、まあ津野くんは海ちゃんが大好きだから喜んで来たのかもしれないけど、普通に考えたら憐れだよね。津野くんがなんだか便利屋さんみたいになっててちょっと気になる。

津野くんのお話はもう深堀されないのかなあ。前回ちょっと津野くんの立場や心情がピックアップされたから、津野くんサイドのお話ももっとやってくれるのかと期待したんだけど、これ以上は広がりそうにないな。

 

弥生と夏くんの関係もこのまま進んでいくんだろうな。結局この二人はたいして話し合わずに、ふんわりムードに包まれたまま海ちゃんのパパとママになるんだろうか。

なんだかもうこのドラマ特有のよくわからない雰囲気に慣れてきて、いろいろ気になっていたことがだんだん気にならなくなってきた。ある意味自分の常識を覆す凄いドラマだと思うけど、どうも人間が本来持っている適応力をうまく利用してごまかされている気がする。このドラマの世界では当たり前に進んでいることが、自分にとっての常識ではなかったことを忘れそうになるよ。