The History Hour

華流ドラマ・海外ドラマの感想や幻想水滸伝のプレイ日記が中心。推しを愛でるのが目的なのでネタバレ満載です☆

【華流ドラマ】雲之羽 #3:権謀術数が渦巻く陰謀劇

ちょっと待って~。いきなりの急展開についていけないんだけど!

え?え?死んじゃった? 父と長兄が一遍に死んじゃった!?

 

うっわ、サブタイトルの通り、マジで「突然の別れ」だな。突然すぎてビックリだよ。いったい何が起こっているのかすぐには理解できなかったよ。

そりゃまあストーリーが進んでいけば、いつかは父と兄がお亡くなりになる展開もあるかもしれないとは思ったよ。でも、まさかこんなに早くその日が来るなんて! しかも二人いっぺんに!!

やられた~。マジでやられた~。これは完璧に予想外だった。いくらなんでも展開が早すぎやしないか!?

 

さて、父親と長兄が亡くなって、これまでの認識に誤りがあることに気がついた。宮門当主の息子達は、長兄・次兄・主人公・弟の四人兄弟なんだけど、長兄と主人公が同母で、次兄と弟は異母兄弟らしい。

だから主人公は次兄と弟の間に溝があったのか。弟が長兄よりも次兄になついていたのもこれならわかる。

そしてなんと主人公が父親の跡を継いじゃったよ。本来なら次兄の尚角が跡継ぎになるはずだったけど、尚角は捕縛した女刺客の正体を確かめに遠出していたため、急遽主人公の子羽が跡を継ぐことになった。これには弟の遠徵が大反発。そりゃそうだよな。私が彼の立場でも反発するよ。

子羽は執刃(当主)になった途端になんだか偉そうだし。まあ、それは父と兄を殺した犯人を捕まえるためみたいだけど。どうやら無鋒の女刺客二人以外にも刺客がいるっぽい。ここはまだ謎の段階。状況からすると捕縛された女刺客が暗殺したように見えるけど、彼女にそんな芸当ができたとは思えなくて、もしかしたら宮門と無鋒以外にも、第三の勢力が紛れ込んでいるのかもしれないというところ。このあたりの展開は今後どうなっていくのか楽しみだ。

 

一方、ヒロインの雲為衫は、もう一人の無鋒の女刺客・上官浅と腹の探り合い。上官浅のほうが無鋒での地位は一つ上だけど、雲為衫も負けていない。上官浅も言っていたけど、雲為衫が思った以上に賢いよ。いろいろ策略を巡らせて、心理戦を仕掛けてくる。ちょっとここまで本格的なサスペンスになるとは思っていなかった。どうせよくあるタイプの敵同士の男女が巡り合って恋をするラブロマンスだと思っていたら、予想以上に本格的な権謀術数が絡み合う陰謀劇で驚いた。最終的には主人公二人が恋に落ちるんだろうけど、最初はちゃんと敵同士として描かれているのはいいね。出会ってすぐに恋に落ちるパターンはあまり好きじゃないので、このままの状態がもうしばらく続くといい。ヒロインが主人公を誑かす展開がおもしろいんだよな。雲為衫がハニートラップを仕掛けた相手にいつ本気で恋をするのか楽しみ。

 

ところで私は上官浅がけっこう好きだ。なんかこの人もけっこう業が深そうだよな。笑顔の裏で何を考えているのかわからない。でも、どこか悲し気な雰囲気があるのがいい。今後の彼女の活躍にも期待したい。

そしてヒロインは長兄の花嫁に選ばれた女性に毒を盛ったけど、殺してはいなかった。よかった~。別にダークヒロインでもいいけど、やっぱりあんまり冷酷すぎると見ていて応援できなくなっちゃうからな。

 

あ、それから任務で遠出していたせいで執刃になれなかった次兄の尚角だけど、実はこの人は良い人なのかもしれない。父と兄の訃報の知らせが届いたとき「尚角様が執刃になるべきだ!」と怒った側近を、「父の死を嘆きもせず第一声がそれか!」って叱責するのカッコよかった。もしこれが本心からの言葉だとしたらイイ男だ。もしこれが芝居だとしても、それはそれでやっぱり賢い男だ。無鋒の刺客や第三勢力の暗殺者の存在も気になるけれど、最後に主人公の前に立ちはだかるのはこの次兄になるような気がする。