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華流ドラマ・海外ドラマの感想や幻想水滸伝のプレイ日記が中心。推しを愛でるのが目的なのでネタバレ満載です☆

【劇場版アニメ】名探偵コナン 100万ドルの五稜星:感想② ストーリーの魅力を考える『みちしるべ』感想

劇場版27作目。2024年4月12日劇場公開。

初回鑑賞:4月12日/2回目鑑賞:7月4日/3回目鑑賞:7月10日

※ネタバレ満載。怪盗キッド推し。

以上2点が大丈夫な方のみ、どうぞ先にお進みください。

 

ストーリーの魅力を考える『みちしるべ』感想

名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を3回観てきたよ! 3回観て思ったのは、初見より、2回目、3回目のほうが断然におもしろかったということ。正直なところ初見では、内容が難しすぎて私の頭ではついていくのが大変だった。しかもラストのキッド様の真実があれだからな~。あれ、予想の範囲内だろ。PVであんなに煽ることじゃないだろ。あとでじっくり語るけど、コナン好きでキッド推しなら誰もが一度は考えるネタだったぞ。

で、肝心のストーリーだけど、久々にミステリー要素の強い内容だった。そのせいで初見ではストーリーや人物相関図を正確に把握するのが難しい。だからこそ、初見で話の流れを把握してから2回目、3回目と鑑賞すれば、見えていなかった部分が見えてきておもしろさが増してくる。また、各キャラクターに想いを馳せる余裕が生まれて感情移入もしやすくなってくる。そういった今作の魅力を一つずつ語ってみようと思う。

 

★其の一★ 劇場版では久々の本格ミステリ

今作は、近年の劇場版では珍しく本格ミステリーだった。とはいっても劇場版はキッド様出演作+α しか見ていないので、昨年とか一昨年の映画がどうだったのかは知らないよ。でも、ネットで他の方の感想を少しのぞいてみたら、同じように今作は久々にミステリー要素が強かったと感じている人が多いようだ。

で、本格ミステリーとなると、ネックになるのがどうしても登場人物が多くなってしまうこと。今作も同様で、レギュラー陣以外の初登場となるゲストキャラがやたらと多い。しかも彼らの人間関係がなかなかに込み入っていて、そう簡単には人物相関図を把握することができない。

いや、まいった。私のように物覚えの悪い人間にはまいった。初日に鑑賞したあとすぐに感想が書けなかったのはこのせいでもあるんだよな。ちゃんと理解できなかったので感想が書けなかった。とにかく人物相関図を把握するのが大変だった。

しかも今回は悪者サイドが、斧江拓三グループカドクラグループの2グループに分かれているんだよ。それに彼らとはまた違う立ち位置にいる福城家のふたり。そこにコナンや平次、キッド様が絡んでくるから、三つ巴ならぬ四つ巴、五つ巴の体を成してきて、かなり複雑な様相になっていた。

私は初見では、斧江拓三グループとカドクラグループの見分けがついていなかったよ。こいつらまとめて悪いヤツというくくりで見ていたから、斧江拓三とカドクラが衝突し始めたときは、ん?いったいどういうことだ???と訳がわからなくなった。序盤に殺害された久垣弁護士が、いったいどちらのグループに属しているのかもよくわかっていなかった。そのうえ終盤になると福城家のふたりが味方から敵にスライドするので、敵味方が入り乱れてかなり頭が混乱した。

ちゃんと見ていればわかることなんだけどね。でも、斧江家だけでも当主三代の名前が出てくるんだよ? どの名前がどの代で何をした人なのかなんて、初見で正確に把握するのは無理だろ。いや無理とは言わないが、かなり集中して最初から名前を覚えるつもりで見ていないと難しいだろ。こんなのGWに観に来たキッズ達に理解できたんだろうか?

で、この難解だった人物相関図をだいたい頭に入れた状態で2回目を観に行くと、話の流れがスムーズに理解でき、ストーリーをより深く楽しむことができた。私の今作の見方としては、初見で大雑把な人間関係とストーリーを把握し、2回目でよくわからなかった部分の謎解きと人物相関図をしっかり把握し、3回目でそれでもわからなかった最後の謎解きをしに観に行ったという感じ。3回目が一番楽しむことができたので、余裕があれば4回目も鑑賞しに行きたいと思っている。

 

★其の二★ 謎解きミッションが犯人捜しではなく宝探し

序盤から久垣殺しの犯人が誰かという謎がつきまとうものの、全編を通して宝探しがメインとなっていたのも今作をおもしろくしていた理由のひとつだと思う。

個人的な話で申し訳ないが、どうも私は殺人事件に使われるアリバイトリックというのがよくわからない。原作では、コナン君が図解入りで丁寧に説明してくれるけど、結局どういうトリックだったのかさっぱりわからないことが多い。なんかもう色々と手が込み入りすぎていて、物理のお勉強みたいになっていてよくわからない。それに比べて今作は宝探しの謎解きがストーリーの中心になっていたので、こんな私でも理解しやすかった。

とは言ってもこの宝探しの謎解きも、けっこう難しくてすぐには理解できなかったよ。基本的には暗号をひとつずつ解読していくわけなんだけど、これがなかなか手が込んでいて理解するのが難しい。当たり前か。そう簡単にわかるようなら、もうとっくに斧江忠之や福城良衛やカドクラなんかに見破られているよな。

そしてこの宝探しの謎解きが、一つ解けたら次、また次の謎解きへと誘導されるようになっているのがうまかった。怒涛の如く次から次へと謎が降って湧いてきて、それをまた怒涛の如くコナン君達が次々と解いていく。どんどんどんどん話が進んでいくから、見ていて飽きることがない。たたみかけるようなストーリー展開は本当に見事だった。

それにしても今作は劇場版では珍しくかなりハイペースだったよね? 観客の理解が追いつく前に、ストーリーが先へ先へと進んでいく感じだった。いつもは劇場に見に来る子ども達を考慮してか、もうちょっとゆったりしたペースになっていた気がするんだけど。次から次へと解き明かされる謎解きに、ストーリーの合間に挟まれるアクション、ラブコメ要素も詰め込んできて、とてもじゃないけど2時間弱に収めるには情報過多だったと思う。だからといって謎解きのレベルを落としたり、ミステリー要素をカットしたりと観客に迎合しなかったのは高く評価したい。

 

★其の三★ 平次と和葉のちょうどいいラブコメ

平次と和葉のラブコメも今作はよかったと思う。何が良かったかというと、ラブコメ要素が薄かったことだ。まあこれは人によって意見もまちまちだとは思うけど、私は無駄にラブコメブコメしていなくて良かったと思っている。なんというかあんまりラブコメっぽくなかったというか、ラブコメが若干ギャグになっていたというか(笑)。

聖が和葉ちゃんにちょっかいをかけてきたときは、「うわっ、これってラブコメの王道じゃん」とちょっと萎えかけたけど、周りにいるキャラ達のフォローが秀逸ですぐにそんなことは気にならなくなった。沖田君も何気によかったな。平次君がいない代わりに和葉ちゃんをガードしてくれて。沖田、いいヤツじゃんって思った。その様子を陰から見ていたコナン君が「服部に見せて~」と茶化していたのもおもしろかった。

特に蘭ちゃんがとてもいい役回りで、平次と和葉の恋の成就を全力で応援する姿がとても可愛かった。「函館山はビック・ベンより上よ!」って力説する蘭ちゃんサイコー。パラシュートで降りてきた平次を見て「すごい、服部君。白馬の王子様みたい~」って涙する蘭ちゃんサイコー。こういう蘭ちゃんの描き方すごく好き。

とにかく終始こんな感じで、やたらとラブコメしていなかったのも個人的にはポイントが高かった。

 

★其の四★ フィジカルなアクションで魅せる

劇場版コナンといえば、今やはずすことのできなくなったド派手なアクション。今作も派手にやりまくっていたけれど、いつもとはちょっと毛色の違ったアクションだったと思うので、この点についても少し語ってみたい。

まず、何がいつもと違うかと言えば、なんといっても爆発しない。やたらとそこら中でドッカンドッカン爆発しない。何度も言っているけど、私は劇場版コナンをすべて見ているわけではないので、あくまでも見たことのある作品と比較しているだけだよ。もっと言えば『紺青の拳』や『業火の向日葵』と比較して、全然爆発しなかったという印象。今挙げた2作品は爆発どころか、施設やビルやその他もろもろヤバいくらいに爆発崩壊しているからな。それに比べたら、今作はまったくといっていいほど爆発しなかった。最後にミサイルが海に落下して、セスナ機が函館山に激突したけど、とりあえず爆発で崩壊はしなかった。

爆発しなかった代わりに、魅せてくれたのが身体的な能力を極限まで駆使したフィジカルなアクション。極限までっていうか、もう普通の人間の極限をはるかに超えてしまっているけど。でもとりあえず、刀を使った格闘や銃撃戦など、身体的な能力で戦うアクションが多かった。

これは個人的な趣向だけど、私はやたらと安易に爆発するより、こういう身体的なアクションで魅せてくれるほうが好きだ。その点では最近の劇場版コナンは、とりあえず爆発させておけばOKみたいな風潮を感じていたので、今作ではあえて爆発を封じていたのがすごく良かった。

 

★其の五★ ブライアン・D・カドクラという男

こいつ、思考回路が完全にヤバかったよね。ブライアン・D・カドクラ。

街中だろうが一般人がいようがおかまいなしに、ところかまわず撃ちまくってくる。ここが日本だということも忘れて、バンバンバンバン撃ちまくってくる。いや、ちょっと待って。ここ日本だよ? こんなギャング映画みたいな展開って、日本ではあり得ないだろ。こんなのトップレベルのニュースどころか、もう一日中どこの放送局もこの事件の話題で持ちきりだよ。少しはここが日本だという現実を思い出してくれ、カドクラ。

しかも銃撃戦に留まらず、今度は狙撃銃で斧江拓三の暗殺を試みる。いや、もうこいつヤバすぎる。こいつが起こした今回の一連の事件に日本国民は釘づけだよ。

しかもこいつのせいで中森警部がっ!! 俺たちの中森警部が瀕死の重傷を負うことに!!

ちょっとこのシーンはマジでエグかった。まさかあそこまでアニメでやるとは思わなかった。一発目の肩に当たった銃弾はまだしもさ、二発目のアレは完全に止めを刺しにきてるからね。やってることが相当エグイよな。あんなことをアニメで見せるなんて、ちょっとどうなんだと思うレベルの描写だよ。

とにもかくにも中森警部が助かってよかった~。まさか死なないとは思っていたけど、本当に助かってよかった~。そして青子ちゃん、銀盤デビューおめでとう。こんな時に不謹慎だけど、本編のコナン映画には初登場じゃないのかな? 劇場版だとより一層蘭ちゃんにそっくりだったね。

それにしても中森警部は刑事の鏡すぎるだろ。あんな奴をかばって被弾するなんて刑事の鏡以外の何者でもないだろ! そりゃあ被疑者をかばうのは刑事として当然だとしてもさ、あの状況で悪党をかばったりなんてできる? 私だったら絶対にできないよ。だけど中森警部はやってのけちゃうんだよな。ほんと凄いよな、中森警部。でも、中森警部はもっと自分を大切にしてくれ。頼むから青子ちゃんのことを考えてくれ。そんな奴より中森警部のほうが何十倍も大切な体なんだから!! 刑事の鏡になんてならなくていいから、もうこんな無茶はしないでおくれよ、頼むよ~。

そして好き放題にやるだけやって、最後は海外への高飛びを企むカドクラ。こいつの亡命のため密航船が日本にやって来る・・・って、この展開、なにかに似ているなと思ったら、最近よく見る海外ミステリードラマにそっくりなんだ。海外のミステリードラマでは、よくあるパターンなんだよなこれ。とくに亡命するために密航船が近づいてくる絵面とか。カドクラって外国のマフィアのボスか何かなのか? ちょっともうやってることが日本人離れしているんだけど。今作の脚本家は本格ミステリー作家の方だと聞いたけど、このカドクラという人物を見ているとなるほどなと納得せざるを得ない。

 

★其の六★ 殺人犯とは別の敵

さて、ミステリー要素の強い今作ではあるけれど、謎解き一辺倒になるのではなく、謎解きの合間に差し挟まれるアクションとのバランスもとてもよかった。

やっぱり謎解きメインで話を進めると、どうしても途中で頭が疲れてきて見るのが億劫になってくるものだけど、今作ではそうならないように、ちゃんと頭を空っぽにして楽しめる息抜きアクションがミステリーの合間に用意されていた。まあ、これは今作に限ったことではなくて、劇場版ではいつものことだけど、今作のうまいところは殺人犯とは別に悪役グループを用意することで、アクションシーンを作りやすくしていたことだ。最初から斧江拓三やカドクラといった悪党が登場することで、要所要所でコナン君やキッド様とバトルさせやすくなっており、ちょうどいい箸休めの効果になっていた。また、こいつらが暴れまくってくれたおかげで、観客の目を殺人犯から逸らすことにもなっていたと思う。

 

★其の七★ 最後はなんでもありの超弩級アクション!

さあ、ラストはみんなお待ちかねの超弩級アクションがスタート!!

ここからはなんでもありのやりたい放題の時間だよ!!

ここまで謎解きお疲れ様でした。あとは何も考えずにアクションをお楽しみください。と言わんばかりのザ・コナンワールド炸裂だったな。

もうそんなのありえねーってレベルの人間離れしたアクションを見せてくれる。コナン君はスケボーでロープウェイのワイヤーロープ上を滑走するし、平次はセスナ機の上で大乱闘を繰り広げる。

ありえねー!! そんなの絶対にありえねー!!!

なんかさ、このふたりの暴れっぷりを見ていたらさ、キッド様がむしろまともに見えたよ。ちゃんとハンググライダーを使って飛んでいる姿がまともに見えたよ。そういえばプロペラ付きのハンググライダーは『紺青の拳』から引き継がれたんだね。

でもさ、あり得ない状況だけどさ、やっぱりこれがあるからこそ劇場版コナンなんだよな。やっぱりこれが劇場版コナンには必要なんだよな。大人も子どもも楽しめる。頭を空っぽにして楽しめる。そんな時間が必要なんだよな。

正直なところ初見では、もう頭の中がありえねーの連発で、今までのリアルな謎解きはいったいなんだったんだってなった。あまりのテイストの豹変ぶりに、ちょっとついていけなかった。だけどさ、2回目、3回目の鑑賞になると、これが恐ろしいことに普通に楽しめちゃうんだよな。これらのアクションが当たり前になるから、なにも考えずに楽しめちゃうんだ。もし私と同じようにラストのアクションについていけねーと感じた人がいるなら、2回、3回と鑑賞してみてほしい。頭の中で正常性バイアスがかかって、これが普通に思えるから心からアクションを楽しめるよ。

 

★其の八★ 平次の告白はお約束

ラストは今作の大目玉、平次が和葉に告白!?

はい。うまくいきませんでした。思った通りダメでした。

まあ、そうなるよな。平次の告白がうまくいくわけないよな。そんな大事なことは、映画じゃなくて原作でするよな。いやむしろ原作でしてくれ。

それにしても平次君、探偵なら告白する前に和葉ちゃんの耳が一時的に聴こえなくなっていることくらい気づけー!! 少なくとも観客の大半はエンドロールが流れる前にこのオチに気づいていたよ。きっとこの時の平次は告白することで頭がいっぱいいっぱいで、何も考えられなくなっていたんだろうな。和葉ちゃんが絡むと途端にポンコツになる平次くん可愛い。

 

★其の九★ キッドの真実が明らかに

そして今回のもう一つの大目玉、キッドの真実!

うん。このオチもある程度は予測していたよ。たぶんそうだろうなと思っていたよ。キッドと新一ってさ、従兄弟なんだろうなと思ってたよ。まあ、さすがに両親が双子とまでは思わなかったけど。

PVで散々キッドの真実で釣っていたから、実はファンが想像もしないような驚きの真実が隠されているのかと思ったら、別にそんなことなかったな。ふたを開けたら予想の範囲内だった。

あ、キッドの真実がふたりの関係を指していると思ったのは、劇場版の公開前に上映されたTVシリーズ特別編集版『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』を見ていたからだよ。この特別編集版のラストで盗一と優作が出てきたので、今回の劇場版でキッドと新一の顔が似ているわけが明かされるのかなって思った。ちなみにこの特別編集版は、2024年7月現在、アマプラで配信中なので、気になる方はチェックしてみるといいかも。

 

★其の十★ ついに夢の親子競演!?

それより何より、川添の真実のほうがビックリだよ!! 今作で一番のサプライズだよ!! やっぱり目の細いキャラは要注意だな!!

大泉洋が声優をしていたのにも驚いた。今回はわざと事前情報を入れずに観に行ったので(PVはちょっと見ちゃったけど)、声優が大泉洋であることにまったく気づかなかった。凄いな、大泉洋。2回目以降は大泉洋だと知っていたから、大泉洋だと思いながら観たら確かに大泉洋の声だった。

で、川添は実は怪盗コルボーが変装していたんだね。怪盗コルボーってさ、ぶっちゃけ盗一でしょ? 今作のラストでコルボー=盗一と暴露したようなもんだよね? まあ、まじっく快斗の「真夜中の烏」のエピソードで正体バレしていたようなものだけど。

そういえば劇場公開直前に、まじっく快斗の最新作がサンデーで発表されたんだっけ? この中に今作につながるネタとかあったんだろうか? しまった、すっかり忘れていた。サンデーってもう売ってないよね? どうすれば最新作を見られるんだ。何年か待てばまじっく快斗の最新刊に収録されるのか? それって何年後の話だよ?

ところで、川添=盗一だと思って今作を見ていると、沖田に変装している時のキッド様と川添コルボーがちょくちょく言葉を交わしていて、これってキッド様ファンとしては見ていて胸熱だった。キッド様、知らず知らずのうちにお父様とお話ししているよ! しかも川添コルボーの運転する車に、沖田(キッド)が乗り込むシーンがあって、車内でお父様とふたりっきり!? いったいどんな話してたんだよ!?って、2回目以降の鑑賞では心の中でギャーギャー騒ぎながら観ていたよ。なにこのさり気ないファンサ、神すぎる・・・!!

 

★其の十一★ 近年の興行収入について

他にも語りたいことはいっぱいあるけれど、なんかもうありすぎて語り尽くせない。紅葉ちゃんのネイルが可愛いとか、園子ちゃんはさすが優秀とか、哀ちゃんの服装が魔女っぽいとか、沖田と土方は新選組か!とか、みんな大好き暗号機エニグマだ!とか、和葉ちゃんの耳がいいのは『から紅の恋歌』からの引き継ぎか?とかとかとか。

甘いものに目がないキッド様とか、嘘くさい京都弁をしゃべるキッド様とか、青子ちゃんに電話するキッド様とか、お父様の手袋を握り締めるキッド様とか、あんなキッド様とか、こんなキッド様とかとかとか。

そのうち今回の感想で拾いきれなかった数々のネタについて語ることがあるかもしれないけれど、とりあえず最後に近年のコナンの興行収入について語っておこう。え?興味ない?

さて、ここのところ右肩上がりで増え続けている劇場版コナンの興行収入。これにはいろいろ理由があると思うけど、その一つに私のような懐古ファンが増えているのではないかと予想している。子どもの頃にコナンを見ていて、大人になっていったん離れたけれど、近年になってまた劇場に足を運ぶようになった人達だ。なんか巷でコナンの映画が盛り上がっているから、年に一度の劇場版くらいは観に行ってみようかなと思っている人達。これ、もろに私のことだけど。まあ、私はそんな人達の中でも深みにはまってしまった部類だけど。

そういう懐古ファンに支えられて、毎年動員数が増えているんじゃないかな~と勝手に思っている。あ、もちろん、コロナが明けて劇場に足を運ぶ人が増えているのが前提だよ。それに他にも理由はいろいろあると思うけど、懐古ファン層の下支えも原因の一端ではないかと分析している。

 

ところで、次回予告の声が誰なのかまったくわからなかったんだけど。

へ~くしょん! は小五郎さん? あとの声は誰だったんだ。

 

 

怪盗キッド様を愛でる『みちしるべ』感想(別記事リンク)

今作については別記事で「怪盗キッド様を愛でる『みちしるべ』感想」もアップしているので、よかったらそっちも見てね。ただし、別記事は完全にキッド様を愛でているだけです。