The History Hour

華流ドラマ・海外ドラマの感想や幻想水滸伝のプレイ日記が中心。推しを愛でるのが目的なのでネタバレ満載です☆

【2024夏】海のはじまり 特別編「恋のおしまい」:津野くんはただの便利屋じゃなかった

2024年8月26日(月) フジテレビ

今回は、水季と津野くんの恋の物語。

津野くんって第1話からずっと不思議な存在だったんだよな。水季のただの同僚にしては関係が近すぎて、でも恋人というには遠すぎる。

いったいこの人はなんなんだろう。一方的に水季に片想いしていたのかな。そんなことを思いながらずっと見ていたんだけど、今回ようやくそんな二人の不思議な関係の正体がわかった。

でもやっぱり私には水季の気持ちがよくわからない。

水季の言ってることはわかるよ。水季の考え方もわかるよ。でもなあ、水季の気持ちはやっぱりわからないなあ。どうしてそこで津野くんの手を放してしまうかな。夏くんの時もそうだったけど、水季はわざわざ自分から大切な人の手を放していっている気がする。せっかく周りが手を差し伸べても、自分からその手を振り払っているんだよな。夏くんにしたって水季のほうから手を伸ばしていれば、その手を取ってくれたはずなんだよ。それなのに水季は一人で自己完結して、他人を拒んでしまうんだよな。そういう生き方しかできないのが水季という人物なのかもしれないけれど。でも結局はそうした水季の行動が、周りの人も巻き込んでみんなを傷つけているようにも思える。

とりあえず津野くんが水季にとっての単なる便利屋じゃなくて良かった。水季もちゃんと一度は津野くんと向かい合おうとしていたことがわかってよかった。二人ともお互いに気持ちが通じ合っていたのなら、一緒になればよかったのにと思わずにはいられないけれど。津野くんほど水季の夫として海ちゃんのパパとして最適な人物はいないよな。

 

そんな水季の対極にいる人物が夏くんの母親のゆき子さんだよね。ゆき子さんも水季と同じように子どもがいたけど、新しい家族を持つことを選んだ。水季と違う答えを出して、ちゃんと幸せになっている。まあ、水季とゆき子さんでは当時の立場も年齢も違うし、水季だって海ちゃんがもっと大きくなっていたなら、恋愛する余裕もできていたかもしれないけれど。水季の今回の選択が間違いだったとは思わないけど、ゆき子さんのような生き方もあるのだということを水季にも知って欲しかった。

このドラマってこういうふうにある人物とある人物を対比して描くことが多いよね。子どもを産む産まない問題では、水季と弥生が対比して描かれていたしな。

 

そして同じように今回は、水季にとっての津野くんと、夏くんにとっての弥生の存在も対比して描かれていた。

水季が津野くんを振った理由として、海ちゃんの父親として彼のことを見ているからと言っていたけど、それは夏くんと弥生にも言えることだと思う。弥生はこれまでずっと海ちゃんの母親になることばかり考えていて、夏くんとの結婚がその副産物みたいな扱いになっているもんな。おそらく次回はそのあたりのことが描かれるのだと思うんだけど。ここは私が今までずっと引っかかっていたところなので、二人の間できちんと答えが出るといいと思っている。今度こそ夏くんと弥生で二人の関係についてちゃんと話し合ってほしい。でなければ、今の状態でたとえ二人が結婚したとしてもうまくいかないと思うよ。

 

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