The History Hour

華流ドラマ・海外ドラマの感想や幻想水滸伝のプレイ日記が中心。推しを愛でるのが目的なのでネタバレ満載です☆

【華流ドラマ】蓮花楼 #39,#40:ついに最終回。スピンオフドラマ、プリーズ!!

う~ん。なんだかなあ。

いまいち盛り上がりに欠ける内容だったなあ。

おもしろかった。おもしろかったよ。でもちょっと脚本が粗いというか、演出が雑というか。心理描写の描き方がいまひとつで、感情移入しきれなかったというか。せっかくいい素材なのに、李蓮花と単孤刀、単孤刀と方多病、方多病と笛飛声、笛飛声と李蓮花などなど、それぞれの人間関係が描き切れていなかった印象なんだよな。はっきり言って、人間ドラマが表面的で薄い。さすがに李蓮花と方多病はしっかり描かれていたけれど。

あと、角麗譙もよかった。彼女の笛飛声に対する執着は濃密に描かれていたよな。できれば彼女が笛飛声にどうして執着するようになったのか、その理由がわかるエピソードがあったらもっと良かったんだけど。二人の出会いのシーンだけではちょっとわかりづらかったな

 

さて、最終話。正確には第39話だけど、いきなり単孤刀が玉座に居座っていてビックリ。そんなに簡単に皇宮を制圧できたのか。皇宮の人間を操れるだけの子虫は飼育していたということか。それなのになんで公主と方多病パパ(義父のほう)は、子虫で操らなかったんだろう。公主は王族だから処刑するとしても、方多病パパ(義父)は操ったほうが得策だった気がする。

そこへ助けに現れる方多病。カッコイイけど、皇宮の警備が甘すぎる。たった一人の人間にこんなに簡単に侵入されていいのか。

楊インシュンや展雲飛、四顧問に天機山荘の面々も集まっての総力戦。味方が全員集まるとやっぱテンション上がるな。喬婉娩も駆けつけてくれたけど、この人ちゃんと戦えたんだね。なんか助けられてばかりいる印象だったから、割と強くて安心したよ。

方多病は母虫を始末するため、万聖道で二番目だか三番目だかに強いやつと戦闘開始。李蓮花は単孤刀と決戦。笛飛声はその他の雑魚担当。笛飛声も万聖道で二番目だか三番目だかに強いやつと戦ってたけど、笛飛声から見れば李相夷以外は雑魚だからな。

 

さすがに最終決戦だけあって、アクションシーンは今までで一番迫力があっておもしろかった! 特に李蓮花と単孤刀の戦いは力が入っていたな。

そして方多病の修業の成果が凄いことになってるよ。万聖道で二番目だか三番目だかに強いやつと戦っていたのに、方多病が終始圧倒してたよ。単孤刀が方多病を異空間に突き落としてくれたおかげだな。

 

それにしても単孤刀がまるでピエロでちょっと可哀そうだった。最後の最後になって、南胤皇族の子孫が実は単孤刀ではなく李蓮花だと判明。封ケイが人違いをしたせいで、とんだ大騒動に発展したよ。こいつが人違いをしなければ、こんな陰謀もなかったのに。すべてはこいつの人違いのせいじゃないか。

実は自分が南胤の皇族ではなく、そこらへんの馬の骨だと知った単孤刀はアイデンティティが崩壊。まあそうだろうね~。それだけを心の支えに生きてきたんだもんね~。自分の師父師弟を裏切って、実の息子を切り捨てて、何も手に入らなかったどころか、単なる人違いでしたじゃね。自業自得ではあるけれど、ここまでくるとさすがに憐れだ。

師母もね、彼女の夫を殺し悪事に走った単孤刀に憤る気持ちもわかるけど、もうちょっと彼に対して優しくしてもいいんじゃないか。道を間違えた弟子を諫め諭すのも師匠の務めだろ。仮にも何年も一緒に暮らした弟子に対する愛情はないのかな。ここまで冷たい態度をとられたらさ、単孤刀だってそりゃあグレるよ。

単孤刀の最期はいきなり爆死でビックリした。あれ、どう見ても銃で乱射されたようにしか見えなかったんだけど、体内から崩壊したってことでいいのかな。李蓮花は経脈を断っただけで殺してはいないと思ったけど、あれは李蓮花が殺したことになるのか? 安静にしていれば死ななかったけど、無理に動いたから死んだんだろうか。李蓮花が負わせた傷が原因だけど、最終的には憤死だったのかもしれない。

 

第39話だけで単孤刀との決着がついてしまって、最終話ははどうなるんだと思っていたら、ここでまさかの雲彼丘がクローズアップ!

この人なんかよくわからない人だったなと思ったら、実は雲彼丘がものすごくいい働きをしていた。角麗譙一派をやっつけられたのは、ほとんど彼のおかげじゃないか。角麗譙に捕らわれた李蓮花の居場所を方多病に知らせたのは、やっぱり雲彼丘だったんだな。それなのになぜ方多病は雲彼丘の顔を知らなかったんだろう。この話の流れだと、方多病は雲彼丘と顔を合わせていないことになるよね? 第37話のラストで方多病の前に現れたのは、覆面をした雲彼丘だったんだろうか。ちょっとここも疑問が残るな。

 

それにしても李蓮花には最後までイライラさせられた。方多病が言っていたように、みんなが彼を助けようと必死なのに、本人に生きる意思がまったくないのが腹立つ。別にそれならそれでもいいよ。李蓮花の命なんだからさ、彼の好きにしたらいいと思うよ。でもさ、嘘をつくのはやめようよ。本人に延命する意思がないのなら、それならそれでちゃんと方多病と話をしてあげてよ。あんなふうに嘘をつかれたら、あとで真実を知った方多病が可哀そうすぎるじゃん。せっかく李蓮花と一緒に旅ができると思っていたのに、裏切られた方多病が可哀そうすぎるじゃん。方多病の身にもなってあげて~。いなくなるならいなくなるで、彼に心の準備をさせてあげて~。

 

そして笛飛声の見せ場はほとんどなかったな。最後の最後でこんなにも彼の活躍が少ないとは思わなかった。もう一度、李蓮花&方多病&笛飛声の最強タッグを見たかった。

肖紫衿は最後までダメダメすぎてこいつもな~。まさかここにきてまだあんなことを言い出すとは思わなかったよ。まったく成長が見られなかったキャラNo.1だ。なんでもかんでも李相夷のせいにするあたり、肖紫衿と単孤刀は似た者同士だよな。肖紫衿が単孤刀のように悪の道に落ちなくてよかった

 

李蓮花が消え去って、方多病の李蓮花探しが始まるのか~。これって第1話の李蓮花とそっくりじゃん。単孤刀の遺体を探していた李蓮花と同じ道を方多病は辿るんだな。

ちょっといろいろ消化不良気味なんで、スピンオフドラマつくってくれないかな。方多病と笛飛声のおもしろ珍道中とかでいいよ。これで終わるの物足りない~!! スピンオフドラマ、プリーズ!!

 

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